おその

「座頭と猿」に登場する。
薄幸な女。

母親が早死にをしたので父親に育てられ、十七の夏に線香突きをしている房五郎の女房になったが、二年の結婚生活で夫は呆気なく病死してしまった。そして、父親の元に戻ったが、まもなく父親も中風で倒れてしまった。
そこで、愛宕権現・門前の茶屋で茶汲み女として働いていたところを座頭の彦の市に見初められ、二十両の支度金をもらって囲いものとなる。

  • 最終更新:2010-11-16 18:31:55

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